何を基準に選ぶ?住む街を選ぶ時に重視するポイントTOP3
結婚や転勤、ご近所トラブルや祖父母の同居など、さまざまな理由から引越しを余技なくされるといった場面は、人生経験が多くなればなるほど身近な出来事となります。
とは言っても、長い人生の中でそう何度も繰り返すことのない引越しだからこそ、住まい選びは慎重に行いたいですよね。
中でも、新しく計画を練る際は間取りや住居の設備に意識が向きがちですが、これだけを徹底しても快適な生活は約束されません。
まずは、自分たちが住む街の環境や行政を詳しく調べて、暮らしのベースとなる街の情報を1つでも多く把握しましょう。
この調査では、住む街に多くの方が求めるポイントについて調査しました。自身の引越しや街選びの参考にしてみてくださいね。
Q:住む街を選ぶ時に重視することはなんですか?

1位:アクセスの良さ 31%
2位:治安の良さ 25%
3位:近隣住民環境 17%
4位:コンビニやスーパーなどの環境 14%
5位:自然の多さ 9%
6位:災害時の安全性 4%
1位:アクセスの良さ
・現在、車がないと生活できない地域に住んでいて、将来的には不都合が生じると感じているので、アクセスのよい地域に住みたい[栃木県/41歳女性]
・仕事や買い物などに出かけるのに、アクセスの良し悪しによって日々の生活時間への影響がとても大きいと思うので[福岡県/49歳女性]
・子供が学校へ通いやすく、また車の出入りがしやすい場所がいいです。一方通行の道を通らないといけないような場所は住みにくそう[群馬県/37歳女性]
頻繁に利用する交通手段を前提として、アクセスの良さは多くの方が求める条件の1つのようです。たしかに、生活を送る上で外出しないことなど考えられないので、いかに負担なく移動できるかどうかで住み心地が大きく左右されそうですね。
2位:治安の良さ
・どれも大事だけど、安心安全に暮らせることが何より重要だと思うから。[東京都/38歳女性]
・治安が悪ければ景色がよかろうが、便利だろうが意味がない。[京都府/35歳男性]
・治安が悪いと、自分の家なのに気が休まらない。また、子供の安全性にもかかわるから。[兵庫県/30歳女性]
本来、最も安心できるはずの我が家が治安の悪い環境に囲まれていたら・・・と想像するだけでも大きなストレスを感じますね。住む街の治安の良さを求める方々は、安心して過ごすという生活の根本をよく捉えているように感じます。
3位:近隣住民環境
・古い街の中に新しく入っていくよりも、新興団地でみんなで一緒に初めからお付き合いを開始する方が暮らしやすいです[長崎県/46歳女性]
・長く住み続けるために、一番気を使いそうなところなので[山形県/39歳男性]
・また引っ越すのは大変な事なので、住民とのトラブルに巻き込まれないような環境を重視します[福岡県/42歳女性]
近隣住民環境を重要視する方々は、日頃から人との繋がりやコミュニティ、モラルを大切にできる方々のように感じます。特に、日本では近隣住民とのトラブルが毎年絶えず発生しているので、一層注意したい部分なのは確かです。
総括
アンケートでは、多くの方がアクセスの良さや治安、近隣住民環境を重要視している結果となりました。
アクセスの良さというと主に公共機関が想像されがちですが、近年の日本では"車社会"と呼ばれる地域があることも忘れてはいけません。
特に、都市部から離れた郊外や広い都道府県面積を誇る地域にそういった特徴があり、自動車なしでは多くの面で不都合を生じる場合があります。
このような地域が日本国内に数多く存在する以上、住む街を選ぶ際はアクセス面の下調べをぬかりなく行う必要があると言えます。
回答では第2位にランクインした治安については、騒音や危険なトラブルはもちろん、交通事故の面でも配慮する必要があります。
特に、前述の車社会と呼ばれる地域では、その自動車利用率の高さから交通事故の発生件数も他県に比べて多い傾向があります。
これらのポイントを意識して理想的な街を探してみると、大阪府郊外に位置する枚方市が挙げられます。
交通安全都市宣言を掲げる枚方市では、公共機関・自動車ともに他県へのアクセスが容易なほか、年間の刑法犯認知件数が少なく、安心した豊かな生活が期待できます。