子育てに必要な制度はコレだ!!住む場所を選ぶ前に調べておくべき地域の制度
新生活を検討するにあたってまず初めに思い浮かべるのは、住居の外観や内装、近隣環境などですよね。家族の生活に必要な居住スペースを確保したり、日常生活に必要な施設の充実具合などは、事前に調べておくべき大事な要素です。
しかし、継続的な居住を計画している場合、本当に上記の下調べのみで良いのでしょうか?
このアンケートでは、子どもも大人も快適な生活を送っていくために欠かせない、地域の支援制度について調査を実施しました。
今回は、子育てに焦点を当てた支援制度について、多くの意見が寄せられましたが、住む場所によって異なるからこそ、しっかり吟味したいですね。
知らない地域での新生活を控える現役パパママは、必見です!
Q:住んでいる地域にあったら嬉しい子育て支援制度はなんですか?

1位:子供医療費助成制度 40%
2位:認可外保育施設の援助 23%
3位:私立幼稚園への補助制度 20%
4位:不妊治療費助成金制度 14%
5位:妊産婦医療費助成制度 3%
1位:子供医療費助成制度
・子供は病気や怪我は付き物なので、医療費がかかるからなどの経済的な面で通院をためらう事が無い様に、十分な医療費の助成制度がいい[広島県/37歳女性]
・現在、1歳児と3歳児の子育て中ですが、大人に比べ診察回数が多いです。なので、小さなことでも、医療費の負担なく病院に駆け込めることが大変ありがたいからです[岡山県/32歳女性]
・保育も欲しいですが、医療費は健康や命に関わることなので、こちらの方が重要度は高いと思います[埼玉県/40歳女性]
選択肢の中では、唯一命に関わる重要な制度であっただけに、非常に多くの回答が寄せられました。中でも、子育て経験のある母親世代や、幼い子どもの目まぐるしく変わる体調を熟知している方々からの需要が圧倒的でした。
2位:認可外保育施設の援助
・待機児童問題が深刻化している現状、運よく認可外保育園に入園ができる状態にあっても高額な保育費の為に入園が叶わない家庭も多数存在するのでぜひ援助が欲しいところです[千葉県/45歳女性]
・一歳の子供を保育園に預けて働こうと思いましたが、未満児の保育料が高くて、パート代(扶養内勤務)がわずかしか残らないので、結局諦めました。少しでも保育料が安くなるといいなと思います[京都府/35歳女性]
・保育施設がなかなか見つからないので、許可外保育施設の援助があるとより一層子育しやすくなると思います[東京都/38歳女性]
現在日本では待機児童の増加により多くのトラブルが発生しています。回答にもあるように、これは社会問題となりつつあり、今後もトラブルや被害の増加が見込まれています。こうした現状の打破を望む悲痛な声は、待機児童トラブルを一刻も早く減少してほしいと誰もが感じている証拠ではないでしょうか。
3位:私立幼稚園への補助制度
・私立の幼稚園への補助制度があると子供を預ける際の選択肢が広がるため嬉しいです[京都府/33歳女性]
・保育園に入れれば問題ないのですが、選考漏れしたときの保険と考えるとありがたいです[愛知県/35歳女性]
・私立幼稚園のほうが家から近くて通いやすくお金の面の補助があればより安心して預けられるので[宮城県/24歳女性]
地域によっては私立幼稚園が密集しており、経済面でやむを得ず遠くの幼稚園へ通っているなどの事例は多く存在します。子どもと親にとって、よりよい生活を考えるのなら、こういった補助制度は多くの方の助けになりますね。
総括
アンケートでは、いつ起こるかわからない子どもの怪我や病気に対しての不安が最も大きく、それにより子供医療費助成制度への回答が全体の40%を占める結果となりました。
また、近年社会問題化しつつある保育施設と待機児童の問題にも多くの声が寄せられ、アンケートではこれに関連する回答が第2位、第3位と続きました。
日本では、兼ねてから子どもに対する支援や助成を強化していく方針だと発表されていますが、まだまだ多くの問題が山積みなのが現状です。
たとえば、金銭面の負担により子どもを病院へ連れて行けない母親が増加している問題については、多くの都道府県が重点を置いて改善に尽くしています。
全国でも、こうした問題に関心が高い地域では、既に子供医療助成制度を取り入れており、代表地域としては近畿エリアが挙げられます。
近畿を代表する大阪、京都、奈良、兵庫などでは9割以上の市区町村で子供医療助成制度が実施されており、枚方市もその1つになります。
枚方市は京都、大阪の中間点にあることもありアクセスもよく、子育てをする上での精度も整っています。実際に住む場所を選ぶ際は地域のこうした精度や取り組みに意識を向けてみることで、地域ごとの暮しやすさがわかりますので一度参考にされてはいかがでしょうか。